こういった開腹による外科手術は、胃がんが進行して、内視鏡手術による治療ができない際の手術方法なんです。胃がんの手術の中でも、以前から行われてきた方法で、この手術によって改善するケースも多く見られますよ。
リンパ節への転移が見られなければ、内視鏡による手術が可能です。しかし早期発見が難しいのが胃がんの現状でもあります。自覚症状がなく、もし自覚症状があったとしても、ちょっとした体調不良と思い込みがちなために、胃がんが進行してから発見されるケースが多く、内視鏡による手術が可能なのは少数派のようですね。
内視鏡による手術ができない状態となると、リンパ節にもがんが転移しているケースが多くなり、胃とリンパ節を両方切除することになります。ここで問題になるのは、外科手術は人の手で行われるために、「見える部分」のみの切除を行うという点なんです。
見えない部分に、ひとつでもがん細胞が潜んでいた場合、そのひとつが次のがんの出発点となってしまいます。つまり胃がんの再発です。胃がんが完治するかどうかは、がん細胞をひとつ残らず全て切除することが絶対条件なんです。外科手術の場合、「全て摘出した」というのは、「見えるものは全部摘出した」ということになりますよね。
外科手術によって、どこまでの精度でがん細胞を摘出できるのか。これは、医師の腕に頼るしかありません。病院選び、医師選びは、くれぐれも慎重に行う方がよいでしょう。
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