胃がんの手術を行うからといって、胃の全てを切除しなければならないとは限りません。がん細胞のある位置で変わってくるんです。胃の入り口部分にがんがあれば、胃は全摘出となるのですが、それ以外の場合だと、「幽門側胃切除」により、3分の2から5分の4あたりの摘出となります。
このように外科手術によりがん細胞を全て切り取ってしまう方法は、いわゆる根治術になります。ひとつのがん細胞も残さずに切り取れるのかという問題はあるのですが、胃がんの治療で、一番有効とされているんです。手術は全身麻酔で行われることが大半です。といっても、それほど大規模な手術というわけでもないようです。輸血についても心配する人がいるかもしれませんが、大抵は必要ないようですよ。
胃がん部分の切除は、今では切断と同時に縫合できる器械が使用されるようです。切除された部分は、顕微鏡でチェックします。この時、予想よりもがん細胞が増殖している場合、予定よりも多くの部分の切除となります。
胃がんの手術の後の生活ですが、なにしろ胃がなくなってしまうのです。以前のような食生活はもうできなくなります。まず、一度に少しの量しか食べられなくなります。1日の食事回数を増やし、一回の食事量は少ないものになります。
つまり、生活習慣そのものを変える必要があるのです。食事の回数が増えるということや、一度に食べられる量が激減することにもなれる必要があります。胃がないのですから、消化する力も激減しています。少ない量を、よく噛むことが必要です。胃がんの手術は、その後の食生活も大きく変えてしまうのだということも覚えておきましょう。
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